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警察官は55歳で定年退職できる?早期退職のメリット・デメリットを解説

警察官を定年退職し第二の人生をスタートさせた50代男性が、明るい屋外で前向きな表情を見せている

「警察官の定年って、本当に55歳なの?」と気になったことはないでしょうか。
ネットで調べると「55歳」「60歳」「65歳」と情報がバラバラで、正直どれが正しいのか混乱しますよね。特に定年が近づいてきた50代の方や、ご家族に警察官がいる方にとって、退職のタイミングや退職後の収入・生活設計は切実な問題です。

この記事では、警察官の定年制度の仕組みから、55歳前後での早期退職のリアルな話まで、できるだけわかりやすく整理してお伝えしていきます。

おじいちゃん

「カズサくん、定年後に警備会社の仕事を始めたいんだけど😓、55歳で警察辞めた同期がすごく活躍してるって聞いてさ…自分にできるか不安でどうしようかなぁ…」

「おじいちゃん、それってすごくいいと思うよ✨!警察官の経験ってね、法律の知識とか危機管理の能力が民間企業でもすごく評価されるんだって💡。おじいちゃんなら、その経験がそのまま活かせるんじゃないかな😊」

おじいちゃん

「でもさ、年金ってたしか65歳からじゃないか😥。55歳で辞めたら10年も収入の空白期間ができるし、退職金だけじゃ3,000万円以上の生活費が足りないんだよね…。やっぱり定年まで我慢した方がいいかなぁ😰」

「大丈夫だよ、おじいちゃん!まずは『ねんきんネット』で年金の試算を調べてみようよ📱。勧奨退職なら退職金が増えるケースもあるし、再就職でしっかり稼げば空白期間だって乗り越えられるはずだよね!おじいちゃんの経験は絶対に武器になるよ👍✨」

目次

警察官の定年は55歳?制度の仕組みをわかりやすく解説

定年年齢の段階的引き上げスケジュールを示すカレンダーと書類がデスクに広げられている

結論から言うと、「55歳が法律上の定年」というのは現在の制度では正確ではありません。ただ、なぜ「55歳」という数字がこれほど検索されるのかには、しっかりとした理由があります。制度の基本から丁寧に見ていきましょう。

現在の定年年齢と段階的引き上げのスケジュール

かつて警察官を含む多くの公務員の定年は60歳でした。ところが2022年(令和4年)に国家公務員法が改正され、2023年度(令和5年度)から定年年齢が2年ごとに1歳ずつ引き上げられることになりました。都道府県警察も地方公務員法の改正により、同じスケジュールで対応が進んでいます。

適用年度定年年齢
令和4年度(2022)まで60歳
令和5〜6年度(2023〜2024)61歳
令和7〜8年度(2025〜2026)62歳
令和9〜10年度(2027〜2028)63歳
令和11〜12年度(2029〜2030)64歳
令和13年度(2031)以降65歳

(出典:内閣人事局「国家公務員の定年の引上げ(概要)」)

現在(2025〜2026年度)の定年は62歳です。2031年には65歳になる予定で、警視庁など各都道府県警察でも同じスケジュールで引き上げが行われています。

55歳という数字が注目される理由

では、なぜ「55歳定年」という言葉が広まっているのでしょうか。これには2つの背景があります。

1つ目は歴史的な経緯です。かつての日本では55歳定年制が一般的だった時代があり、警察官も例外ではありませんでした。今でも「警察官の定年は55歳」というイメージが残っているのはこのためです。

2つ目は現場の実態として「55歳前後が一つの節目」になっているという点です。警察では組織の若返りのために50代の職員への退職の働きかけが行われることがあり、現場での激務に体力的な限界を感じて自ら55歳前後で退職を選ぶ方も一定数います。

法律上の定年は62歳(段階的に65歳へ)ですが、現実には55歳前後が「人生の岐路」になりやすいというわけですね。

「役職定年制」が早期退職を後押しする

2022年の法改正では定年延長と同時に「役職定年制(管理監督職勤務上限年齢制)」も導入されました。これは幹部職員(警視正以上の管理監督職)が原則60歳を役職の上限年齢とするもので、60歳以降は管理監督職から降任し、一般職員として継続勤務する形になります(人事院「管理監督職勤務上限年齢制・特例任用」)。

この制度が「階級が頭打ちになった50代の警察官が早期退職を考え始める」きっかけの一つになっています。役職定年で降任するより先に、自らのタイミングで退職しセカンドキャリアを築くという考え方は、とても合理的ではないでしょうか。

早期退職・勧奨退職制度とは

警察官が定年前に退職する場合、大きく分けて2つのルートがあります。

自己都合退職:本人の意思で定年前に退職するケース。退職金の計算上、定年退職に比べて支給率が下がるため、金銭的には不利になりやすい。

勧奨退職(希望退職):組織から退職の働きかけがあり、それに応じて退職するケース。定年退職と同等、あるいは割増された支給率が適用されることがあり、退職金を比較的有利に受け取れる可能性があります。

ただし、勧奨退職の制度が整備されているかどうかは都道府県によって異なります。令和4年度時点で早期退職募集制度を実施している地方公共団体は全体の約12.9%(STUDYing調べ)にとどまり、すべての県警に同様の制度があるわけではありません。国家公安委員会・警察庁レベルでは令和6年5月に早期退職希望者の募集が行われた記録がありますが、都道府県警察については所属先への事前確認が必須です。

警察官が55歳で早期退職するメリット

55歳で早期退職し解放感を感じる50代男性が、晴れた青空の下の公園で明るく笑顔を見せている

55歳での早期退職は「もったいない」と感じる方も多いかもしれません。しかし視点を変えると、大きなメリットが見えてきます。実際に50代で退職を決断した方々の声を参考に、具体的に整理してみましょう。

体力のある時期にセカンドキャリアを築ける

これが最大のメリットではないでしょうか。60歳・65歳を過ぎてから新しい仕事を始めるより、55歳であれば体力・気力ともに充実しており、新しい環境への適応力も高い時期です。

警察官としての経験(法律知識・危機管理能力・コミュニケーション力・現場対応力)は、民間企業でも非常に高く評価されます。体力的なピークが過ぎる前にキャリアチェンジを決断することで、より高い年収や好条件の仕事に就ける可能性が広がります。

第二の人生を長く・豊かに楽しめる

55歳で退職すると、65歳からの老後を迎えるまでに約10年間の「第二の人生の充電期間」があります。この時期に自分の本当にやりたいことに挑戦したり、趣味や家族との時間を大切にしたりすることができるのは、大きな精神的メリットです。

警察官は長年、夜勤・当直・休日出勤など過酷な勤務スタイルを続けてきた方がほとんど。「定年まで働き切ってから」と考えるより、「体が動くうちに好きなことをやる」という考え方も、とても合理的ではないでしょうか。

勧奨退職に該当すれば退職金が有利になるケースも

所属する県警で勧奨退職の仕組みが整っており、かつ対象となった場合には、通常の自己都合退職より有利な退職金の計算が適用されることがあります。組織が退職を認める場合は定年退職と同等の支給率、あるいは割増退職金が加算されるケースも。

繰り返しになりますが、制度の有無は都道府県警察によって異なります。早期退職を検討している場合は、まず所属組織の人事担当者に確認することが大切です。

警察官が55歳で早期退職するデメリット・注意点

早期退職後の年金空白期間や退職金を慎重に計算する50代男性が、書斎で書類と電卓に向き合っている

メリットがある一方で、55歳での早期退職には無視できないリスクもあります。冷静に把握した上で判断することが、後悔しない選択につながります。

年金受給までの「空白期間」問題

これが最もシビアな問題です。現在の公的年金は原則として65歳からの受給となっています。55歳で完全リタイアしてしまうと、65歳まで約10年間、年金収入がない「空白期間」が生まれます。

仮に退職金として1,500〜2,000万円を受け取ったとしても、10年間の生活費(夫婦2人で月25〜30万円と仮定)は3,000〜3,600万円に達します。退職金だけでは明らかに不足するため、再就職か資産運用で収入を補う計画が必須です。

繰り上げ受給(60歳から受け取り可能)という選択肢もありますが、受給額が恒久的に減額されます。2022年4月の制度改正により、昭和37年4月2日(1962年4月2日)以降生まれの方は1ヶ月繰り上げるごとに0.4%の減額となります(それ以前生まれの方は0.5%)。現在55歳前後の方はほぼ0.4%が適用されますが、念のため自分の生年月日で確認してみてください(出典:日本年金機構「令和4年4月から老齢年金の繰上げ減額率が見直されました」)。

退職金が定年退職より少なくなる

自己都合退職の場合、退職金の計算に使われる「支給率」が定年退職より低くなります。勤続30年以上であっても、自己都合退職での退職金は定年退職の場合と比べると数百万円単位で差が生じることがあります。

退職区分勤続年数の目安退職手当の目安
自己都合退職10年未満約296万円
勧奨・定年退職11〜25年未満約1,122万円
定年退職(60歳時)25年以上約2,228万円
早期退職(55歳・勤続30年の目安)30年以上1,500〜2,000万円前後

(出典:人事院・各種調査をもとに作成)

勧奨退職であれば上記より有利になる可能性がありますが、自己都合の場合は金額差を事前にシミュレーションしておきましょう。

健康保険・社会保険の切り替え手続き

公務員の身分がなくなると、これまで加入していた「地方公務員共済組合」の保険が使えなくなります。退職後は以下のいずれかへの切り替えが必要です。

  • 国民健康保険への加入(保険料は前年の所得に基づいて計算)
  • 任意継続被保険者制度(退職後2年間、共済組合の保険を継続可能)
  • 再就職先の健康保険への加入

任意継続は自己負担額が増える場合があります。家族の扶養に入るか、国保に切り替えるか、コスト面から判断することが大切ですね。

退職金・年金はいくらもらえる?お金のリアル

警察官の退職金と年金額をイメージした通帳・電卓・コインが白いテーブルに整然と並んでいる

「実際にいくらもらえるのか」が最も気になるポイントではないでしょうか。数字はケースバイケースですが、公的データをもとに目安を把握しておきましょう。

警察官の定年退職金の平均額

総務省「令和2年地方公務員給与実態調査」によると、都道府県の警察職(60歳定年退職者)への退職手当の平均は約2,201.8万円です(All About調べ)。令和3年度の調査でも平均約2,199万円と、ほぼ同水準となっています(総務省「令和3年度地方公務員の退職状況等調査」)。

都道府県別に見ると、東京都が最も高く約2,292〜2,309万円となっており、地域差があることも覚えておきたいポイントです。

55歳で早期退職した場合の退職金の目安

55歳前後で早期退職(勤続30年以上)した場合、勧奨退職か自己都合退職かの区分によって異なりますが、1,500〜2,000万円前後が現実的な相場です(各種調査より)。勧奨退職で割増が適用された場合はこれより上振れする可能性もあります。

定年まで働いた場合との差額は、計算上200〜700万円程度になるケースが多いですが、「10年間の現役セカンドキャリアでそれ以上を稼げる」と考えれば、必ずしも損な選択とは言い切れないでしょう。

年金はいつから・いくらもらえるのか

警察官は公務員として国民年金(第2号被保険者)と厚生年金(旧・共済年金)の両方に加入しています。公的年金の平均月額は男性で約17万円(KaikeiZine調べ)です。

ただしこれは65歳からの受給が前提。55歳退職の場合、10年の空白期間を経て初めて受け取れる金額です。年金額は勤続年数・収入・加入期間によって大きく変わるため、退職前に「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」で自分の試算額を確認しておくことを強くおすすめします。

項目金額の目安
公的年金(男性平均月額)約17万円
国民年金のみの場合(40年満額・令和5年度)約6.6万円/月
定年退職金(勤続25年以上)約2,228万円
早期退職金(55歳・勤続30年目安)1,500〜2,000万円前後

(出典:KaikeiZine、人事院・各種調査、All About)

定年後の再就職・セカンドキャリア事情

定年後に再就職した50代の元警察官が、明るいオフィスで新しい職場の同僚と握手している

警察官のセカンドキャリアは、一般的に「つぶしが利く」と言われています。長年の実務経験・法律知識・危機管理能力・組織対応力は、民間企業でも重宝されるスキルです。

警察官のスキルが活きる代表的な再就職先

実際に元警察官が就く再就職先として多いのは、以下のような分野です。

  • 警備会社(管理職・警備業法の指導員):もっとも王道とされる再就職先で、現場知識が直接活かせる
  • 企業のセキュリティ・コンプライアンス部門:刑事経験者・生活安全部門経験者が特に評価される
  • 自動車学校の指導員:交通部門経験者が取得できる「教習指導員」資格を活用
  • 民間調査会社(探偵・調査業):聞き込み・証拠収集のノウハウが応用できる
  • タクシードライバー:体力的に無理なく続けられ、自由な働き方ができると人気が高まっている
  • 行政書士・社会保険労務士などの士業:法律知識を活かして独立を目指す方も増えている

再就職先の年収・条件の目安

再就職先平均年収目安体力負担おすすめ度
警備会社管理職450〜650万円低〜中★★★★★
企業セキュリティ部門500〜700万円★★★★★
自動車学校指導員400〜550万円低〜中★★★★☆
民間調査会社450〜800万円★★★☆☆
タクシードライバー350〜500万円★★★★☆
士業(行政書士等)300〜700万円(独立次第)★★★☆☆

(出典:teinen60work.com「警察官の定年後の仕事」)

セカンドキャリアを成功させるポイント

55歳で退職後、すぐに次の仕事に飛び込むのは理想ですが、準備なしでは難しいのが現実です。セカンドキャリアを成功させるには、いくつかのポイントがあります。

①定年の5〜10年前から動き始める:55歳退職を目指すなら45〜50歳頃から情報収集・資格取得・ネットワーク作りを進めておくと余裕が生まれます。

②警察官時代のスキルを「言語化」する:民間企業の採用担当者に自分の経験を伝えるには、「危機管理対応ができます」「法令順守を徹底してきました」など、具体的なエピソードに落とし込む準備が大切です。

③再就職支援サービスを活用する:ハローワークの「生涯現役支援窓口」や、公務員OB向けの転職エージェントを利用することで、条件の良い求人に出会いやすくなります。

警察官の経験は「一般企業ではわかりにくいスキル」と思われがちですが、実は非常に汎用性が高い。それを自信を持ってアピールすることが、セカンドキャリア成功の鍵ではないでしょうか。

よくある質問(FAQ)

警察官の55歳定年や早期退職について調べる50代男性が、スマートフォンを手に情報収集している

Q1. 警察官の定年は本当に55歳ですか?

A. 現在の法律上の定年は55歳ではありません。2022年の法改正により、2023年度から定年は段階的に引き上げられており、2025〜2026年度時点では62歳が定年です(2031年度以降は65歳)。「55歳定年」はかつての制度の名残であり、現在は役職定年制(管理監督職が60歳で降任)や組織の若返りを背景に、55歳前後で早期退職・勧奨退職を選ぶケースを指すことが多いです。

Q2. 警察官が55歳で早期退職した場合、退職金はいくらもらえますか?

A. 55歳前後で早期退職(勤続30年以上)した場合の退職金は、勧奨退職か自己都合退職かによって異なりますが、おおむね1,500〜2,000万円前後が目安です(人事院・各種調査より)。定年(60歳以降)まで勤めた場合の平均約2,200万円(All About調べ)より少なくなるケースが多いです。なお勧奨退職制度の有無は都道府県警察によって異なるため、所属先への確認が必要です。

Q3. 警察官を55歳で辞めると、年金はいつからもらえますか?

A. 公的年金の受給開始は原則65歳です。55歳で退職すると、65歳まで約10年間の「年金の空白期間」が生まれます。繰り上げ受給(最短60歳から)も可能ですが、受給額が恒久的に減額されます。昭和37年4月2日(1962年4月2日)以降生まれの方は1ヶ月繰り上げるごとに0.4%の減額となります(日本年金機構「令和4年4月からの改正」)。空白期間中の生活費は再就職収入や退職金・貯蓄で補う計画が必要です。

Q4. 警察官のセカンドキャリアとして人気の高い仕事は何ですか?

A. 「警備会社の管理職」が最も多く選ばれており、次いで「企業のセキュリティ・コンプライアンス部門」「自動車学校の指導員」「民間調査会社(探偵)」「タクシードライバー」などが人気です。近年は行政書士などの士業資格を取得して独立する方も増えています。警察での担当部門(刑事・交通・生活安全など)に応じて、最適な職種が異なります。

Q5. 警察官が早期退職を決める際に、最も注意すべきことは何ですか?

A. 最も注意すべきは「年金の空白期間における生活費の確保」です。55歳退職の場合、65歳までの約10年分の生活費(夫婦2人で3,000〜3,600万円程度)を退職金+再就職収入でまかなう必要があります。また、退職金は勧奨退職か自己都合退職かで大きく異なり、勧奨退職制度の有無は都道府県警察ごとに異なります。退職前には「ねんきんネット」で年金試算を行い、ファイナンシャルプランナーへの相談も検討してみてください。

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